損する結婚 儲かる離婚|幸せな家庭を築くために
明けましておめでとうございます!!2022年最初の投稿です。 最近は英語、競プロ、Rust、筋トレに励んでいます。学生の時は英語の苦手意識が強くて正直嫌いな教科でした。ですが、自分のペースで好きなときに学習ができる今はそこまで苦になっておらずけっこう楽しめてます。 学校の勉強は義務感が強く勉強する目的もとくになかったことが苦手意識につながったのではと思っています。プログラミングも必修になることで学ぶ機会が増えるのは良いことだと思いますが、僕の英語と同様に子供たちの苦手意識が強くならないか心配です。(誰か楽しく学習できる仕組みを作ってくれないかな。) 今回は「損する結婚 儲かる離婚」という本が面白かったので感想書きます。 藤沢数希さんはおもしろい視点の本を出すので結構好きです。(笑) 結婚は金融商品 結婚とは「所得連動型の債券」という金融商品です。とかいきなり言われてもよくわからないですよね。 なぜ結婚を金融商品だと考えているのか。それは結婚と離婚で動くお金が基本的には慰謝料、財産分与、婚姻費用の3つあるからです。 子供がいる場合はこれに養育費がかかりますが、それは離婚成立後の話です。 僕がこの本を読んでてとても驚いたのが、この金融商品はとんでもない利益・損失を生むことがよくあると知ったからです。 テレビなどを見てると離婚する際に慰謝料の話が出てきて有名人とかだととても払っている印象で慰謝料高いなーと思ってました。 この本を読むと僕のようなサラリーマンが離婚するときに動くお金の内、婚姻費用が断然ヤバいことに気づかされます。 慰謝料は精神的な苦痛に対する損害賠償金で浮気などの原因を作った側が支払うお金です。日本では浮気などの慰謝料は100~200万円程度で所得や社会的な地位によって変動はしないです。 財産分与とは結婚してから夫婦が形成した共有財産を対象として半分ずつにします。結婚前の財産は対象外になります。普通のサラリーマンは億レベルの財産を形成しないと思うので何千万円の支払いになることはなく、形成された財産の中から支払いがされます。 最後にサラリーマンでも全財産以上の支払いになる可能性がある婚姻費用(コンピと言われるもの)について書きます。 別名「コンピ地獄」と言われているそうです。(笑) 婚姻費用とは「民法の規定で夫婦は相手の生活を自分と同じレベルで維持し、夫婦の資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する義務があるとされている。」そうです。ということは夫婦間でより稼いでる方が、そうでない方に毎月一定の金額を支払う義務があります。要は夫婦の片方が専業主婦(主夫)の場合は稼いでる方が生活費を送らないといけないです。 なぜこのコンピがヤバいのか。それはコンピの計算方法が、夫の所得、妻の所得、子供の人数と年齢だけから家庭裁判所でほぼ機械的に決まってしまうことにあります。そして、離婚が成立するまでこのコンピは毎月のように支払い義務があることにあります。 わかりやすいようにこの本に記載されていたケースをあげます。 ケース1:夫は年収1000万円のサラリーマン、専業主婦、子なし →コンピは14~16万円(月) なんだそれぐらい払えるでしょ、年収1000万円なんだしって思ったあなた、僕も同じように最初思いましたがそれは甘いです。 離婚騒動が裁判までもつれ込むときは調停、家裁、高裁と続き簡単に2~3年かかるそうです。 2~3年もの間、毎月支払うってどんな地獄でしょうか。そしてさらに地獄なのが、自分が有責ではなくてもコンピ、共有財産は支払う義務があることです。まさに地獄です。 泥沼の離婚裁判 結婚の時に動くお金について知ると離婚裁判が泥沼になることはすぐにわかりますね。 稼ぎが少ない方は配偶者からお金を絞るために永遠と離婚してくれません。 普通に考えたらそうしますよね。何もしなくても毎月のように高額なお金が振り込まれるので。 明らかに婚姻制度のバグだろと思ってしまいますね。 高所得な大人はこの金融商品を譲渡する相手を慎重に選ばないとこのバグに巻き込まれて痛い目に遭いそうですね。(もちろん、離婚せずにいつまでも円満な夫婦でいれば問題ない話です。) 離婚裁判の実情や有名人の結婚、離婚騒動で具体的な話を知れるので興味あったらこの本読んでみてください。 結婚相手の賢い選び方 結婚して専業主婦を目指す女性がいるとして、結婚相手の賢い選び方は「安定した将来キャッシュフローを期待でき、キャッシュフローの質もいい」男性です。なぜなら、結婚してから財産はしっかり形成される可能性が高く財産分与に期待ができ、高い金額のコンピも期待できるし回収もしやすいからです。慰謝料は相場があり大した金額にならない場合があるので、この2つについて注目するのがポイントですね。 キャッシュフローの質についてあげましたが、たとえば、夫が大企業のサラリーマンだったら給料差し押さえがしやすいですけど、違法風俗店オーナーとかだと裁判所から発行された紙で差し押さえができるかは疑問です。 具体的にどういう職業の男性がオススメかというと、大企業の会社員、医者、弁護士などです。 反対にお笑い芸人やスポーツ選手はあまりオススメじゃないです。 なぜなら、結婚した後に同じように稼いでくれないと意味がないからです。 結婚相手にオススメの職業が婚活市場で人気があるのには相応の理由がありますね。 一夫一妻は自然な形なのか 急に話は変わりますが、一夫一妻制について考えさせられたので書きます。 多くの哺乳類の動物は一夫多妻的な社会を作っています。内容を端折りますが、ヒトは本来ゆるやかな一夫多妻配偶システムを持っているそうです。これは現代の自由恋愛を見ればわかりやすくて、一部の男性が圧倒的にモテて多くの女性が集まり、それ以外の男性にはセックスさせてくれる女性がいない状態になっています。この本では具体的な調査結果が書かれていますが、雰囲気でも十分理解できますよね。これは現代の恋愛市場が一夫多妻制になっていると捉えられます。 それに、一夫一妻で特をするのは誰なのか。 一夫一妻は自然な形ではないかもって思ったあなたにもう1つ伝えたいことがあります。 それは一夫一妻制によって得をしているのは非モテの男性かもしれないということです。 一夫一妻の法規制によってモテる男性は1人の女性と付き合うので、一部の男性による女性の独占が起きません。 ということは非モテの男性にも女性が分配されます。つまり、一夫一妻制は非モテの男性のための法制度であるとも考えられます。 他にも、一夫一妻が絶対的な扱いになっている影響で女性側が結婚するメリット少なめの男性を選ぶことはなく未婚子なしが増えて少子化にもつながっている可能性があるとか、女性が社会進出をする中で男性との男女格差がなくなっているのでわざわざ結婚せずに好きな男性との婚外子でもいいのではとか色々と考えられます。 色々と書きましたが、一夫一妻が絶対悪というわけではなくて、古き良き婚姻制度を大事にしてもいいし新しい制度を導入してもいいしとにかく現代にあった多様な家族のあり方が認められる社会になってもいいのかなと思いました。 最後に もし結婚をするなら正しい知識と覚悟を持ってしようと思いました。 とくに配偶者とより良い結婚生活を築く覚悟がないのに結婚すると相手も自分も不幸になってしまいそうです。