shibusawa

今回はAudibleで「論語と算盤」を聞きました。この本は「日本近代化の父」と呼ばれる渋沢栄一が執筆した本です。 渋沢栄一は幕末の頃に尊王攘夷派の武士でしたが、一橋慶喜(後の徳川慶喜)に仕えていたことから幕臣となり、明治維新後は大蔵省、実業家になりました。みずほ銀行、JR東日本、帝国ホテル、東京海上日動、東京ガス、王子製紙などの会社設立に関わり約500社の設立に携わったそうです。(そりゃ日本近代化の父とか呼ばれますよね。)

現代語訳で読んだ方がいい理由

この本は渋沢栄一が1916年に書いたそうで100年前の書籍です。100年も前だと今は使っていない言い回しが多かったりして理解するのが難しいです。また、論語に関する知識もそんなにないので、余計難しかったです。それに加えて、Audibleで聞いていたので「今言っていた言葉どういう漢字使うんだよ。。」とか考えてしまい、さらに難しかったです。これから読もうと考えている人は現代語訳版を購入して渋沢栄一が伝えたいことをしっかり理解できるようにするのがいいと思います!

読む目的

  • 渋沢栄一のように人から尊敬されて、仕事も人生も充実させるために必要なことを知る。

学び

  • 道徳を伴わない商売は不幸になる。
  • 自分のためだけではなく、誰かのために貢献をすることで、自分の利益にもなるし社会の利益にもなる。
  • 人を理解するには「視・観・察」が大切。「視る」ことでその人の行動を知り、「観る」ことでその行動の動機を知り、「察る」ことでその人が何に満足しているのかを知る。そうすることでその人が自分の欲を満たしたいだけなのか、それともその人が言っている動機が本当なのかがわかる。
  • 「智・情・意」が調和しているといい。「知」(知恵)だけあっても自分の利益のみを求めてしまうし、「情」(情愛)だけあっても感情に流されてしまうし、「意」(意志)だけあってもただの頑固者になってしまう。

行動すること

  • 誰かに貢献することを意識して日々行動する。
  • 人と接する時は「視・観・察」を意識してその人の本質を知る。