今回は「パン屋ではおにぎりを売れ」をAudibleで聞きました。この本は今年の6月発売なのにすぐにAudibleに対応されていてAmazonさんさすがです。
この本の著者は編集者の柿内尚文さんでさまざまなベストセラーを世に送り出していて、企画した本の累計発行部数が1000万部を超えているそうです。
漫画ではなくビジネス書でこれだけ売り出すのは相当すごいみたいですね。
めちゃくちゃ結果を出している柿内さんはセンスがあったからとつい思ってしまいますが、
ご本人は自分のことを平凡だと言っていて考える技術を身に付けて実践してきたから今があると言っているそうです。
この本は柿内さんが実践している考える技術について詳しく解説されています。
読む目的
- 考える技術を学んで自分の人生に活かす
学び
- 素晴らしいアイデアを生むための3つのルール
- ゴールを決める
- インプットして現状を整理する
- 考える技術を使う
「考える」の基本は「広げる」と「深める」
「広げる」ことで可能性を考えて、新しいものを生み出すことができる。
「深める」ことで本質的な価値に気付ける。ずらす法
今存在しているものを位置をずらすことで新しい価値を生む考え方。 柿内さんが若手ビジネスパーソン向けに作成した「「のび太」という生き方」が40代女性に売れていて小中学生からファンレターがよく届いてたことから、 児童向けの本としてアピールすることで40万部のベストセラーにした。ずらすことで新しい価値が生まれる。かけあわせ法
さまざまなことやものをかけあわせることで思考を広げて新しいものを生む考え方。 ヒットの2大要素は「新しさ」と「共感」。「出会ったことがない言葉と言葉」をかけあわせて思いもよらないアイデアを生むきっかけになる。360度分解法
360度全方位から分解して魅力や価値があるところを無理やりにでも見つける考え方。 たとえば、出版業界では不況だが本をもっと買ってもらうためにはどうするかを考える際に「本と健康」というテーマを作ってみる。 このテーマで本を買ってもらうために健康長寿の人に読書の習慣をもつ人が多い、読書は脳を若返らせる、短い読書でもストレスが大幅に減る、といったデータがあまり知られていないことを活用して 本の価値を伝えることができるのではと考える。
行動すること
シコ練
考える練習を習慣化する。ロジカル思考で考えを深めたり、他でも使えないか考えを広げたり、本書で紹介された考える技術を元に考えて意識せずともできるようにする。思考ノートで貯金
シコ練や日頃考えた内容をメモすることで思考を貯金する。いつかどこかで活きることがあるかもしれない。
感想
- ロジカル思考やアイデアを生む時の考え方を言語化して誰でも体現ができるようにしていてとても分かりやすかった。
- 「仕事は楽しいかね?」で「新しいアイデアは新しい場所に置かれた古いアイデア」という言葉があったが、かけあわせ法がまさにこれだなと思った。
- とても読みやすい本なので、ロジカル思考とかが苦手だったり知らない人に対してオススメしたいと思った。