禅、シンプル生活のすすめ|手放すことから始めよう

今回の記事は「禅、シンプル生活のすすめ」です。今回もAudibleで聞きました。 最近、ミニマリストや禅などのシンプルな考え方が気になっていたので購入しました。 著者は枡野俊明(ますのしゅんみょう)さんという僧侶、作庭家、日本造園設計代表、多摩美術大学教授などいろんなことをしている人みたいです。 読む目的 シンプルに生きることで生活の質を上げる 学び とらわれない 人は自分が正しいと思う考えにたどり着いたとき、その考えに固執しがち。 考えや常識にとらわれないことで変化を楽しめるし気持ちが楽になる。 手放す 物事がうまくいかないとき、何かが足りないと思ってしまいがち。 現状を変えるなら何かを得る前にまずは手放す。今まで抱えていた執着のせいでうまくいってなかったのかもしない。 不安は実体がない 人は不安を感じることが多いがたいていの不安は現実では起きない。 昔の逸話で不安を抱えている人がお坊さんに相談をしたとき、そのお坊さんが「不安を出してくれれば私が消してあげよう。」と言った。相談者は不安を出すことができないと気づいた。 今目の前に集中する 将来のことを考えてもどうなるかは誰にもわからない。考えることは大切だができない理由を探している場合が多い。 わからないからこそ不安を抱えるのではなく今目の前にだけ集中する。来月死ぬとしたら誰もが今目の前に集中するはず。 知足 自分が持っていないものを欲しがったり自分以外の誰かに憧れるのではなくて、今自分がすでに持っているもの注目して生きるということが「足るを知る」。現状の環境や自分が持っているものに感謝をしつつ自分の持っているもの十分に活かそう。 なぜ墨で絵を描くのか たとえば同じ夕日でも人によって感じ方がそれぞれ違う。 墨を使って白黒で描くことによりそれを見た人が自分自身の色をつけられる。 行動すること 断捨離をする 手放すことを進めるためにも断捨離をして身軽になりたい。 1年間使っていないものは基本的には捨てる対象。 本は電子書籍かオーディオブックにする 本は部屋の場所を取る大きな要因。自分がその本を部屋に置きたいと強く思わない限りはデータで本を扱う。 iPad miniの新型がでたら買って電子書籍を読む用として使う。 洋服の制服化をする 洋服も場所を取るし手放す対象。洋服の制服化をすると毎日何着るか考えなくて済むし、お金もかからない。 いきなり同じ服しか着ないのはむりなので最低限の洋服を持つことから始める。 本当に必要な質の良い物をもつ 量よりも質を考えて大切に物を扱いたい。 感想 アドラーと似ている考え方が結構多いと思った 他の本で読んだ考え方と似ている箇所があったりと繋がりがあっておもしろい。 自分のできる範囲からミニマリストを目指してみる シンプルに生きるためにも少しづつ自分にあった方法を探したい。 持つことはコストがかかる 今まであまり意識したことがなかったが持つだけでもコストがかかっている。 物理的にも場所を取るし、心が重くなる原因にもなる。

February 11, 2021 · 1 min · 44 words · Yu

教養としての投資|投資を始めよう

今回の記事は「ビジネスエリートになるための教養としての投資」です。今回もAudibleで聞きました。 この本は農林中金バリューインベストメンツでCIO(最高投資責任者)の奥野一成(おくのかずしげ)さんが執筆された本です。 長年投資の世界にいる奥野さんが日本人にはなぜ投資が必要なのかをわかりやすく解説してくれてます。 読む目的 金融リテラシーを身につけて豊かになる 学び 企業が利益を出し続けるために必要な要素は「参入障壁」「付加価値」「長期潮流」 まず「参入障壁」の高さが大切。競合に簡単にまねできないビジネスだと市場の取り合いにならない。「付加価値」はその会社が参入障壁を持っていても社会に対して価値を提供できていないと意味がない。 「長期潮流」は「参入障壁」「付加価値」がそろった時に効果を発揮するもので今後の社会の流れに沿っているビジネス(世界人口増加による食糧危機や靴などの必需品の需要増加)なら利益が増幅する。 楽して稼げるは投機か詐欺 楽して稼げる話があったとしてもしそれが本当なら世の中の人みんな稼げているはず。稼げていないってことは元々勝率50%ぐらいのギャンブルか100%負ける詐欺。 もし本当に楽して稼げる話があったとしてなぜあなたにその情報が届くのかちゃんと考えた方がいい。 日本人は投資リテラシーが低い 日本人は投資が危険とか汗水かいて働いて得たお金にこそ価値があると考えている人が多い。 実際には投資は正しい知識を持てばリスクに対してリターンをしっかりと得られるし、会計や英語や世界情勢など複合的な知識が求められるので頭でとても汗水かいている。 日本人はそもそも投資の経験不足で、日本人の資産内訳が現預金53.3%でアメリカの資産内訳が12.9%からも投資をしないことがわかる。 短期的な投資はゼロサムゲームでほとんど投機 短期的な投資はたとえば株だと上がった株価で儲けた人がいるならその分損をした人がいる。あくまで株価の上下のみで勝ち負けを決めているため。 これはギャンブルになりやすい。 行動すること 働いて得たお金は基本的に自己投資に回して余剰資金を投資に回す 資金力がない僕のような会社員はまずは自己投資に回すことで自分をアップデートするべき。高い価値を発揮する労働力になればその分稼ぐ力が身につく。 で余った分のお金は生活が苦しくならないレベルで投資に回す。 つみたてNISAで少額から始める 銘柄を選んで株式投資する場合はその会社の株を死ぬまでもつ気持ちで買うべきって話があって今の自分の投資だと銘柄を選ぶ能力がない。 なので、まずはつみたてNISAでアメリカ株に投資することから始める。また投資状況が気になって毎日チェックして時間を使ってしまうのはもったいないので無理ない範囲から始める。 感想 ウォーレン・バフェット最強。

January 29, 2021 · 1 min · 28 words · Yu

デール・カーネギーの「人を動かす」はとりあえず読むべき

2021年に入って一発目の記事はデール・カーネギーの「人を動かす」です。いつも通りAudibleで聞きました。 この本は1936年発売で作者のデール・カーネギーは作家、セールス・スピーチなどの対人スキルの研究者だったそうです。 自分の目的のためにどうやって相手に気持ちよく動いてもらうかについてさまざまな偉人の話を交えながら30原則にまとめてあります。 読む目的 人の動かし方を学んで、人間関係を良好にする方法を学ぶ 学び 自己重要感を満たしてあげることが大切 人を動かすためにもっとも大切なことは相手に自己重要感を与えること。自己重要感は自分の存在がこの世界で特別で重要だと思いたい感情のことで承認欲求とほぼ同じ。 人は誰しもこの自己重要感を生まれながらに持っていて、自己重要感を満たすととても幸せな気持ちになる。自己重要感を与えるもっともかんたんな方法は褒めること。 議論をしない、否定をしない 議論は相手の意見と自分の意見が違った時に起きるが、自分の正当性を相手にぶつけて議論に勝ってもいいことはない。相手は自分が非難されて攻撃されたと感じてしまう。 そうすると自分を守るために自己正当化をしたり、議論の相手を敵だと認識して人を動かすどころではなくなる。相手に気持ちよく動いてもらうのに議論や否定などの攻撃はアンチパターン。 相手に心から関心を寄せる 人を動かすためには相手を褒める・励ます・話を聞く・相手に思いつかせるなどのさまざまな手法があるが、これらは相手に心から関心を寄せていないと逆効果になる。 てきとーに褒められらたり、励まされてもばかにされたように感じるだけ。本当に相手の立場になったつもりで考えることが大切。 行動すること 相手が間違っていると思っても相手の立場に立って尊重する 間違っていることを否定されたらどういう気持ちになるか考えて行動する。もしどうしても指摘したいときはまずは相手のことを褒めたりしてから「〇〇したらどうか?もっとよくなるかも」と提案をする。 自分の目的別に行動を考えて実行する 自分の目的が短期的に人を動かして成果を出したい場合は相手を褒めることを重視して行動をする。 自分の目的が長期的に家族のような関係を築きたい場合は褒めないようにする。アドラー心理学にもあるように褒めることは承認欲求の奴隷に相手をしてしまうことに繋がるため。 感想 この本は当たり前がいくつも書かれているが、それを実践することは難しいからこそベストセラーになっていると思った。 人を動かすvs嫌われる勇気の構図が頭に浮かんできて褒めるについてとても考えさせられた。これらの本を読むと矛盾しているように思うがそもそもの目的が違っていてビジネス向けのカーネギー、家族向けのアドラーって感じだと思う。

January 9, 2021 · 1 min · 24 words · Yu

「パン屋ではおにぎりを売れ」で考える技術を身に付けよう

今回は「パン屋ではおにぎりを売れ」をAudibleで聞きました。この本は今年の6月発売なのにすぐにAudibleに対応されていてAmazonさんさすがです。 この本の著者は編集者の柿内尚文さんでさまざまなベストセラーを世に送り出していて、企画した本の累計発行部数が1000万部を超えているそうです。 漫画ではなくビジネス書でこれだけ売り出すのは相当すごいみたいですね。 めちゃくちゃ結果を出している柿内さんはセンスがあったからとつい思ってしまいますが、 ご本人は自分のことを平凡だと言っていて考える技術を身に付けて実践してきたから今があると言っているそうです。 この本は柿内さんが実践している考える技術について詳しく解説されています。 読む目的 考える技術を学んで自分の人生に活かす 学び 素晴らしいアイデアを生むための3つのルール ゴールを決める インプットして現状を整理する 考える技術を使う 「考える」の基本は「広げる」と「深める」 「広げる」ことで可能性を考えて、新しいものを生み出すことができる。 「深める」ことで本質的な価値に気付ける。 ずらす法 今存在しているものを位置をずらすことで新しい価値を生む考え方。 柿内さんが若手ビジネスパーソン向けに作成した「「のび太」という生き方」が40代女性に売れていて小中学生からファンレターがよく届いてたことから、 児童向けの本としてアピールすることで40万部のベストセラーにした。ずらすことで新しい価値が生まれる。 かけあわせ法 さまざまなことやものをかけあわせることで思考を広げて新しいものを生む考え方。 ヒットの2大要素は「新しさ」と「共感」。「出会ったことがない言葉と言葉」をかけあわせて思いもよらないアイデアを生むきっかけになる。 360度分解法 360度全方位から分解して魅力や価値があるところを無理やりにでも見つける考え方。 たとえば、出版業界では不況だが本をもっと買ってもらうためにはどうするかを考える際に「本と健康」というテーマを作ってみる。 このテーマで本を買ってもらうために健康長寿の人に読書の習慣をもつ人が多い、読書は脳を若返らせる、短い読書でもストレスが大幅に減る、といったデータがあまり知られていないことを活用して 本の価値を伝えることができるのではと考える。 行動すること シコ練 考える練習を習慣化する。ロジカル思考で考えを深めたり、他でも使えないか考えを広げたり、本書で紹介された考える技術を元に考えて意識せずともできるようにする。 思考ノートで貯金 シコ練や日頃考えた内容をメモすることで思考を貯金する。いつかどこかで活きることがあるかもしれない。 感想 ロジカル思考やアイデアを生む時の考え方を言語化して誰でも体現ができるようにしていてとても分かりやすかった。 「仕事は楽しいかね?」で「新しいアイデアは新しい場所に置かれた古いアイデア」という言葉があったが、かけあわせ法がまさにこれだなと思った。 とても読みやすい本なので、ロジカル思考とかが苦手だったり知らない人に対してオススメしたいと思った。

November 18, 2020 · 1 min · 37 words · Yu

「幸せになる勇気」でアドラー心理学の実践方法がわかる

今回は以前に紹介した「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」をAudibleで聞きました。 アドラー心理学は今までの生き方とはガラッと変わるような考え方をしていて前作を読んだ時にはとても感銘を受けましたが、結局生活の中にどうやって落とし込めばいいんだろう?みたいな感じに僕自身なっていました。 本作ではアドラー心理学の実践方法にふれていて前作を読んだ人は必ず読んだ方がいいなと思いました。 読む目的 アドラー心理学の実践方法を学ぶ 学び 叱っても、褒めてもいけない。 叱ることは相手を尊敬せずに従わせる行為であり、コストの低い暴力的なコミュニュケーションである。 また、褒めることは相手の承認欲求を満たす行為であり、所属する共同体の中で競争を産んでしまう。 競争が生まれると勝ち負けが生まれて誰もが敵になってしまう。 教育する際に「問題行動の5段階」は知っておいた方がいい。 第一段階:称賛の欲求 褒めてもらうことで共同体の中で特権的な地位を得ようとする。 第二段階:注目喚起 とにかく目立つことで特別な存在になろうとする。 第三段階:権力争い 戦いに勝利することで、自らの力を誇示して特権的な地位を得ようとする。 第四段階:復讐 愛が得られないとわかったので、他者と憎しみでつながろうとする。 第五段階:無能の証明 これ以上の絶望を経験したくないので、あらゆる課題から逃げようとする。 尊敬とは、人間の姿をありのままに見て、その人が唯一無二の存在であることを知る能力のことである。 この言葉はエーリッヒ・フロムの言葉で普通に世間で認知されている尊敬とかかなり違っている。 一般的な尊敬は経営者や上司や芸能人などに憧れを抱くような感情だと思うが、エーリッヒ・フロムはこう言っている。 「それは尊敬ではなく、恐怖であり、従属であり、信仰です。相手のことをなにも見ておらず、権力や権威に怯え、虚像を崇めているだけの姿です。」 自立とは自己中心性からの脱却である。 自立はただ親元を離れて自分の力で生活をすることとかではなく、愛のタスクに向き合って人生の主語を「わたし」から「わたしたち」に変えること。 利己的にわたしの幸せを求めるのではなく、利他的にあなたの幸せを願うのではなく、不可分なるわたしたちの幸せを築き上げることが愛である。 わたしたちの幸せを得るための課題こそが共同体感覚にも繋がる。 行動すること 叱ることも褒めることもせずに相手を尊敬する。 叱ることは悪影響でしかないので絶対にしない。 褒めない対応は難しい場面があるが基本的に相手を尊敬して成果を出した場合もその相手が頑張ったから今があることを伝える。 相手を信頼する。 人の悩みは人間関係であり、人の幸せも人間関係から得ることができる。 交友関係を築くためにも相手がどういう人間なのかよく考え、その上で相手を損得なしに信頼する。 だが何度も裏切ったりする相手の場合は無理に信頼をする必要はない。 感想 本作もめちゃくちゃおもしろかった。アドラー心理学は理解するのが難しいが確かにって思うことがたくさんある。 他者とは分かり合えないとか一見すると冷たい考え方に思えるが、現実的に考えてどうやったら幸せに生きることができるのかに踏みこんでいて興味深い。 愛のタスクの話で運命に支配されてはいけない、自らの勇気を持って運命の手綱を握るみたいな話もおもしろかった。 よく僕たちは「運命の人」とか言うがそれは普段出会う人などが「運命の人」ではなかったと無理やり納得させているだけで、 この人とどんな困難に襲われても共に歩む勇気を持てていない。 将来のことは誰もわからないからこそ楽になるため、運命の下僕になるのではなく、運命といえるだけの関係を築き上げることが大切。 幸福な運命を作れるのかは自分次第。運命に中指を立てろ!

October 29, 2020 · 1 min · 45 words · Yu