PythonでPoetryを使ってみた
先日、僕が入会しているオンラインサロンのメンバーの方に、「PipenvよりもPoetryの方がいい!」といったことをお聞きして、Poetryを知らなかったので調べて使ってみました。日本語に翻訳してくれている公式ドキュメントにそって進めていきます。 Poetryとは PEP 518で提案されたpyproject.tomlによるパッケージ管理を導入したツールです。 pyproject.tomlでrequirements.txt、setup.py、setup.cfg、MANIFEST.inを置き換えることができます。Pipenvはrequirements.txtの置き換えしかできないので、いろんなファイルを置き換えることができて良いですね。また、Pipenvで使用するPipfileは独自規格で今後継続的に採用されるか不明なので、PipenvよりPoetryを使う方が良さそうです。 Poetryインストール MacやLinuxでは以下コマンドでインストールします。 curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/python-poetry/poetry/master/get-poetry.py | python $HOME/.poetry/binにインストールされます。 Poetryを更新したいときは、以下コマンドを実行します。 poetry self update Bash, Fish, Zshでの補完の有効化 僕はシェルにFishを使っていて、補完をサポートしてくるのでありがたいです。 公式ドキュメントには自分のシェルに合った次のコマンドどれかを使えばいいそうです。 # Bash poetry completions bash > /etc/bash_completion.d/poetry.bash-completion # Bash (macOS/Homebrew) poetry completions bash > $(brew --prefix)/etc/bash_completion.d/poetry.bash-completion # Fish poetry completions fish > ~/.config/fish/completions/poetry.fish # Zsh poetry completions zsh > ~/.zfunc/_poetry # Oh-My-Zsh mkdir $ZSH/plugins/poetry poetry completions zsh > $ZSH/plugins/poetry/_poetry 変更を効かせるために、シェルの再起動をしましょう。 プロジェクトのセットアップ Poetryを試すためのプロジェクトを作成します。 次のコマンドで作成できます。poetry-demoと名付けています。 poetry new poetry-demo するとpoetry-demoディレクトリが作成されます。...